「ホワット・イフ？」って本知ってるかい？知らないの？

　どうも。俺だ。景虎だ。

　今日はどうしてもキミと語り合いたい本があったので、紹介しようと思ってこの記事を書いているのだが、もしかすると情報通のキミのことだから既にこの本のことを知っているのかもしれない。だが、あえて聞こう。

　「ホワット・イフ？」って本知ってるかい？

　空想科学読本といったらおそらく、一部の人ならピーンと来るかもしれないが、このホワットイフという本はまさにそれに近い一冊だ。

　俺は知らなかったのだが、海外ではかなり人気のあるサイトらしく、

「元NASAの研究者が超くだらない質問に馬鹿真面目に答えるマンガ科学解説サイト」の和訳書籍化版らしい。

というか元NASAの研究員なのに漫画も描けるとか神は二物のバーゲンセールか？

　まぁ、そういうツッコミは放っておいて、本の話をしよう。

　俺がこの本と出合ったのはたまたま、本屋に散歩に出かけた時のことだ。

　平積みしてあるこの奇妙な本を見つけ、裏返すとなんだかよくわからないがMicrosoftのビルゲイツが推薦していて、「ビルゲイツが推薦？　だってこれ早川書房から出てるし本でしょ？」と失礼な疑問を頭に浮かべつつも適当にページをめくった。

全員でジャンプ

質問.地球にいるすべての人間が出来る限りくっつきあってジャンプし、全員同時に地面に降りたら、どんなことがおこりますか？

--トマスベネット（ほか大勢のみなさん）
[ホワット・イフ？]より一部引用。

（想像通り、そんなことしたって地球には何の影響もない……がしかしそれはとんでもないことを引き起こすのである……。）

マシンガンでジェットパックを作る

質問.マシンガンを何挺か束ねて下向きに撃ってジェットパックの代わりにし、飛ぶことができますか？

--ロブB

[ホワット・イフ？]より一部引用。

（できるけど、ロシア人の友達がいないと難しいの下りで爆笑。推力の計算方法を馬鹿真面目に解説しているので、マシンガンで飛びたい人必読。あとリスはカラシニコフ自動小銃AK-47が一挺あれば飛ばすことが出来るという可愛いけど物騒なイラストがある。リス、良いやつだった。）

もうこれがツボに入って入ってしょうがないのである。

　ウィットにとんだ科学ジョークと、やけに緩い漫画イラストと、何回も滅びる人類という伝統芸が、異様に俺の笑いのツボを刺激して、この記事を書いている最中にもじわじわ来てしょうがないのだ。

　だがしかし、悲しいことにこの本の面白さを語り合える人がいない！悲しい！

　ということで、今回も前回の執筆アプリよろしく先着１名の人にこの本を送りたいと思う！　できれば、買う予定の無い人に！

　残念ながら凄い勢いで売り切れました。ごめん！

　さてと、この本だが、勿論ネットで公開されているものを和訳して出版したものだから、公式サイトに行けば無料で読むことが出来る。俺自身英語は苦手なのだが、あまりにもツボを押されすぎたので、必死に翻訳しつつ読んでいるところだ。

　今回はどうやら「ねーねー木星に潜水艦で潜ったらどうなるの？　何が見えるの？　溶けちゃう前に何が見えるか教えて？」という質問らしい。エイダちゃんは木星旅行がしたいのかな？　それともマンロー先生を溶かしたいのかな？

　We don't know!　と言いつつも真面目に答えているマンロー先生には頭が下がる思いでいっぱいだ……。溶けないでくれマンロー先生。というか……。

　この人NASAから漫画家に転職して本当によかったんじゃないかな……。これ天職だよ。いや、ホントに。

　という訳で、英語に自信のあるキミも、そうでない俺のような人も、是非、What ifでマンロー先生の授業を受けよう！

　いやさ、本当に面白いからさ！　俺と本の話しようぜ？

　という訳だ。では失敬。

景虎日記