電子書籍でSF小説「バカとバカンス」を出版したぞ!
どうも。俺だ。景虎だ。
初めてSF小説を電子書籍で出したのだが、このブログでキミに報告していなかったことを思い出し、今これを書いている。
俺は長い間自分の小説を電子書籍として世に出してこれなかったが、先日参加したNovelJamという小説ハッカソンにおいてようやく初の自著を電書化することができた。
今回はその「バカとバカンス」という小説と、NovelJamについて少しだけ語りたいと思う。
それでは、参ろうか。
ノベルジャムとは
一応、ノベルジャムと言うイベントについて、ざっくりと説明をしておこうと思う。
これは作家と、編集者と、デザイナーでチームを組み、合宿形式で三日間のうちに小説を出版するという試みである。
初日にお題が発表され、その「平成」と言うお題を含めた作品を三日で執筆、編集、表紙制作、電子書籍化し、最終的に編集者がその作品についてプレゼン。そして審査員の方々が審査するというイベントなのである。
俺は自らの臆病な自尊心を破壊するべく、このイベントへ参加し、なんとか最後まで作品を書き上げることができた。
そして俺の作品は、幸運にもこのイベントにおいて優秀賞を受賞することが出来たのである。
NovelJam 2018、おかげさまで優秀賞いただきました!
— のじー(NO💤Y(Zは3つ)) (@nozzzy_IDOL) 2018年2月12日
作家 天王丸景虎(中) デザイナー 波野發作(右)。
最優秀賞該当なしにつき、事実上、最高位でした。https://t.co/rPYajCeOUm#バカとバカンス pic.twitter.com/D5bMpYwQa0
詳しい内容は、TwitterモーメントやTogetterにまとめたのでそちらを見ていただきたい。
バカとバカンスについて
そのNovelJamにおいて俺が書いたSF短編小説が「バカとバカンス」である。
天地創造を成したと言う男と、ある作業場で働く青年、そしてある人たちのケースワーカーとの視点から描かれる「平成」がお題のSF短編小説である。
「平成と言うお題をどのように調理したのか?」
「地球平面説からどこへ向かって収束するのか?」
「景虎くんが三日で一体どこまでやれたのか?」
「今もっとも将来を期待されている作家『天王丸景虎』の歴史的第一歩に立ち会える!」
などといった見どころがある作品で、
それが、ななな、なんと今ならたったの216円。
なんと約ビール一本分の値段でご提供なのである! 餃子はつかない!
これはもう買うしかないでしょう。買うしかない”!
(何を根拠に……買うべきと強弁しているのか)
さ、さらに!
今なら「景虎はわしが育てた」と言える権利と、「バカとバカンス」を無料でコピーして、知り合いやネット友達に配って回れる権利付き!
(オプーナを買う権利よりは価値があるはず!)
まぁ意味のわからない商売っ気はともかくとして、読んで感想を頂けると、本当に嬉しい。
俺自身、あまり本作が良くできているとは思えないのだが、もし楽しめたなら楽しめたと、つまらなかったならつまらないと、感想を送って頂きたいのである。
それ以上に嬉しいことなどあるはずもない。
ぜひ、#バカとバカンス というハッシュタグでツイッター上でつぶやくか、DMやMail宛てに感想をよろしくお願い申す。
試し読みも無料でできるので、ぜひ天王丸景虎の初の電子自著「バカとバカンス」を読んでくれたまえ。
(下からちょっとだけ読めるぞ!)
『バカとバカンス』 天王丸景虎(著) 野崎勝弘(編) 波野發作(デザイン)著
NovelJamアワードについて
ちなみにNovelJamで書いた作品は、3月日のグランプリ授賞式にて、改めて売上や装丁、プロモーション方法などと言った部分も含めて再度審査される予定になっている。
俺は「取れたら嬉しいよね」くらいにしか希望を抱いていないが、古くから俺を応援してくれてくれているキミや、今この記事で初めて知り合ったキミが、一人でも多く「バカとバカンス」を読んでくれたならば、それが俺にとってかけがえのない賞の代わりになるだろう。
そしてそれはひょっとしたらグランプリへと手が届いてしまうという奇跡の要因になるかもしれない。
なんにせよ。俺は読んでもらえたら読んでもらえただけ嬉しいので、さまざまなプロモーションをやっていくつもりでいる。
「バカとバカンス」の人間広告塔Tシャツ届きました。今日から羽田圭介先生みたいに毎日これで生活します。#noveljam #bakatobaka pic.twitter.com/OQmx43hPpq
— 天王丸景虎@小説ハッカソンNovelJam参加者 (@10kgtr) 2018年2月22日
景虎さんが渋谷で販促やってるよー!
— ふくだりょうこ (@pukuryo) 2018年2月27日
今日はハチ公かモアイ像の前にいるって。
渋谷で景虎さんと握手!
ふくだはがんばる景虎さん動画をスマホにおさめたので帰る!#noveljam pic.twitter.com/9UfCIbOVNI
自著Tやイベント始めとしてさまざまな施策を行なっていくつもりなので、ぜひみなさんもそう言った景虎の挙動も含めてお楽しみいただければと思う。
電書作家イベント「 #noveljam ブラボーナイト」をやります。弊虎登壇します。3月10日(土)16時開催です。
— 天王丸景虎@小説ハッカソンNovelJam参加者 (@10kgtr) 2018年2月24日
俺は主に #小説 「バカとバカンス」と新作の「D2」についてプレゼンする予定です。https://t.co/aELg8yMpsZ https://t.co/xeVyBGgbmR
景虎の次回作について
NovelJamによって臆病な自尊心を徹底的に破壊した景虎は、今現在新作小説の執筆に取り掛かっている。
それは「D2(仮題)」という小説を書くアンドロイドの話であるが、長くても半年くらいで出せたらと思っている。
罰ゲームをやると言ったきり出せていない短編集ももちろん出すつもりで、オルタニアの短編小説ももちろん出すつもりで、長編連載作品も出すつもりだ。
そんなつもりがつもりにつもってデススタックしている景虎くんだが、全く何も出せないでいた時よりかは幾分マシになっているとは思うので、存分に期待してくれていいぞ。
俺がいずれ、世に名を残すほどの傑作を書き上げるその日まで、気長に期待を寄せていただければと切に願う。
さてと、今回は初の電子書籍「バカとバカンス」を刊行したと言うお知らせとNovelJamについて、またノベルジャムグランプリについて語ってきた。
俺は、その出来はともかくとして、電子書籍としてこの世の中に自分の小説を送り出せたことを、非常に喜ばしく思っている。
それは他の人からしてみれば、努力や達成のうちにすら入らないような、小さすぎるハードルなのかもしれないけれど、俺は自分自身の虎の部分を――「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」とを乗り越えて、さらなる高みへの道程を一歩踏み出せたのである。
それは、惨めで見るに耐えない第一歩。
されど偉大なる道の第一歩だと信じて、この先に連なる俺が書くはずの傑作のために、ただ毎日精進して行こうと思う。
己の欠点を数えろ。未熟さを理解して、常に自分を超えていけ。
そんな言葉を参加する前の俺は言っていたが、そんな過去の自分に言ってやりたい。
俺はみじめさを受け入れたぞ。
では、失敬。
(参加作品一覧)
(参加前の意気込みの記事)
(バカとバカンス特設サイト)