景虎日記

無駄な考え、無駄なあがき、無駄な偏愛と偏見による電子書籍とWeb小説、その他もろもろの記述。

洋画好きの俺が「吹き替え」にこだわる理由はこれだ!

 どうも。俺だ。景虎だ。

 かなり前にも、はてなのトピックで字幕か吹き替えかの話題が勃発していたとは思うが、俺自身最近思うところがあったので、この議題について書いていこうと俺は思ったのだ。

 ずばり、洋画や海外テレビドラマは字幕派か、吹き替え派かという事に関してである!

 ああキミ、なんだ? その「クソどうでも良い」という顔は?

 確かに割とどうでもいい議題であることはこの俺もわかってはいるのだが、映画通っぽい人から「え、お前吹き替えで見てるの?」と煽られたからには、流石にこの俺様としてもキミに弁明しておく必要があるのだと思った次第なのである。

 それでは、始めよう。なぜ俺が吹き替えにこだわるのか教えてあげよう。

なぜ俺が洋画の吹き替えにこだわるのか?

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photo by when i was a bird

 残念な事にAmazonのプライムビデオはまだまだ字幕版の作品が多くなっている。これが悲しくてしょうがない、と俺は思っている。なぜなら俺は吹き替え派だからである。

 吹き替え派だというと、映画通の人から「ダサっ。声も含めて作品なんだよ」と言われそうな気もするが、俺は自分の映画や海外テレビドラマを見るスタイルから考えるとどうしても、吹き替えが外せない重要な要素になってきているのである。

 そう、それはひとえに、仕事の原稿を書きながら映画を見ているという不良ライターだからである。

 そうだ。原稿を書きながら、右上に小窓表示して映画を見ているというどうしようもない奴なのである。だからこそ、字幕の作品になってしまうと、留学経験があるくせに英語がちんぷんかんぷんな俺は困ってしまうわけなのである。

 なんとも、情けない話になってしまった訳だが、キミもながら見するときは当然字幕では無く、吹き替えで見るだろう?

 俺は圧倒的なまでに実利主義者であるからして、この部分に関して実のところそれまで、宗教にまで似てしまうほどのこだわりやプライドを持てないでいるのである。

 

こだわりを持つ時間がない人は実用性で選べばいい

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photo by Ramen Junkie

 「こだわり」というものは実にお金も喰うし時間も喰う。

 最高のものを最高の環境で味わおうと心に決めているのであれば、こだわりは最大限持ちたいものだが、いちいち毎朝食べる朝食にこだわっていられないのと同様に、より多くの作品に日常的に出合いたいと考えているのであれば、やはりこだわりというものは邪魔になる。

 一か月にひとつふたつの映画をこだわってみるのであればまだしも、毎日ひとつふたつの映画や海外テレビラマを見るのであれば、こだわりはどう考えても持ちづらい。

 そう考えるとやっぱり、俺は吹き替えか無いと思ってしまうのである。

 だから、そう、Amazonプライムのプライムビデオはもう少し俺のために、吹き替え作品を増やすべきだと勝手な主張をし始めてしまうわけである。

 

作業しながら見るならやっぱり吹き替えがいいが

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photo by churl

 しかし、そんなやっぱり吹き替えが良いと思っている俺でも、字幕で見たいと思うときももちろんある。

 作業しながら見るのであればやっぱり吹き替えで無くてはと思ってはいるのだが、以下の条件に当てはまるのであれば、俺は確実に字幕で見ることにしているのだ。

 さて、それはどんなときか? キミはどんな時だと思うかね? 

 

家族とみるなら字幕がいい

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photo by - Annetta -

 そう、仮に家族と一緒に映画を見るとして、字幕を表示しないというのは俺の中ではありあえない選択肢である。なぜなら、夕食時に見ようものなら絶対的にうるさくて、セリフがろくに聞こえないからである。その度に喋るな黙れ死ねと言っていては、いくど家庭崩壊しても足りない。夕食時に毎回一本映画を見ることに決めていたならば、実家で暮らしている俺は、毎日欠かさず家庭崩壊に興じることになってしまうだろう。

 だからこそ、家族で映画を見る。夕食時に見るという時には必ず字幕版で見ると心に決めている。これだけは絶対に外せない自分のこだわりである。

 

映画だけに集中して見るなら字幕がいい

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photo by roeyahram

 良い映画や良い海外テレビドラマをそれだけに集中して見るときや、良い役者が出てくる作品などはやっぱり字幕で見たいと思ってしまうものである。それこそ、映画通の人が言いそうな「声も演技」という部分には俺も半分くらいは同意する気持ちがあったりするし、キミ自身も通ぶって字幕で映画を見ているたちの人間だろう。

 俺だってそうである。味がわからないのにもかかわらず、通ぶって字幕で見るのである。ただし、それは勿論こだわりを持てる時間のあるときだけだ。そんな時間は俺には中々なかったりするが、とっておきの映画を見るときだけは、その映画以外の世界のことはなるべく勘定に入れずに楽しみたいものである。

 

 

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 要するに、『こだわり』という物は非常に時間を食うから、それが本当にこだわるべき映画なのか見極めるのには、作業しながら吹き替えで流し見した方がいいのではないのだろうかという事なのである。

 勿論スターウォーズの最新作のようにあらかじめこだわりを持って見たいと思っている作品なのであれば、字幕の方が望ましい。それはあたかも「コーヒーはブラックで」と味もよく分かっていないのにもかかわらず、背伸びしたがりな中学生か高校生のようにも思えるが、少しぐらい背伸びをした方が、映画というものはよく見えるように出来ているのである。

 是非、キミも良い作品を探すときは吹き替えで、そしてじっくり見るときは字幕で見てみるという習慣を、試してみるのは如何だろうか? 捗るぞ。

 

 では、失敬。

 

幻影師 アイゼンハイム [DVD]

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(ちなみにこの映画は俺が過去に見た中でもっとも秀逸な映画の一つだ。残念ながらデジタル配信版がないからDVDでの紹介になってしまったが、死ぬまでの間には必ずレンタルするなり、DVDを買うなりして見てほしいものである。ラストシーン数分の快感は何度見ても素晴らしいとしか言いようがない)

 

 

追記

 もしも、Amazonのプライム会員になっていて、見る作品で悩んでいるなら是非下のエントリなども参考にして欲しい。既に見ている作品もあるかもしれないが、少しでも役に立てれば俺は嬉しい。

 

www.10kgtr.net