景虎日記

無駄な考え、無駄なあがき、無駄な偏愛と偏見による電子書籍とWeb小説、その他もろもろの記述。

「地獄恋 LOVE in the HELL」を今すぐ読んでおけ

 どうも。俺だ。景虎だ。

 時に尋ねるが、キミはどうしてもレビューを書かなくてはいけないという使命感に駆られたことはあるだろうか?

 もしかすると、少しは経験があるかもしれない。それは、おそらくは皆がまだ読んでいないであろう、もしくは明らかにもっと評価されても良いと思える作品に偶然にもであってしまった時であろう。

 そして何を隠そう。この俺も、つい先日そんな作品にであってしまったわけである。

 

 それが、この地獄恋 LOVE in the HELLである。

 

地獄恋 LOVE in the HELL : 1 (アクションコミックス)

地獄恋 LOVE in the HELL : 1 (アクションコミックス)

 

 

まず読むところから始めてくれ

 さてと、このマンガの良さを早速説明していきたいのだが、まずはアマゾンで本書を購入してみる所から始めて欲しい。特にエログロに抵抗のない人は、むしろ好きだよって人は、今すぐ買ってみて欲しい。

 勿論、この本の良さをグチグチと無粋に説明してしまっても良いのだが、物わかりの良いキミであればこそ「まぁ、一冊だけ騙されたと思って買ってみるか」という実に粋な読者であって欲しいのである。

 一応、まだそれでも食指が伸びないという人の為に、このマンガが一体どのようなマンガであり、どのように面白いのか解説していくつもりではあるが、断言しておこう。

 そんな解説をぐずぐずと読んで、俺のブログのPVやページ滞在時間に貢献する位なら、今すぐに本書を買って読むことに時間を費やした方が有意義であると。

 

可愛いキャラクターと独特な地獄観

 さて、無粋なキミのために、本書の魅力をちょっとだけ紹介していこうと思う。何度も言うが、486円など大した額ではないのだし、ちょっとした気まぐれで買ってしまっても良いのだと俺は思うのだが、まぁ、それは置いておいて解説へと入ろう。

 

 本作の一番の魅力はと言うとそのキャラクターの可愛さとグロさのミスマッチである。撲殺天使ドクロちゃんを既に拝読済みである方であれば、そのニュアンスが伝わるとは思うのだが、地獄の可愛い鬼ちゃんとそのバイオレンスさのアンバランスが非常に魅力的に描かれており、そういうのが好きな人であれば、まずここで間違いなく「買い」であろう。

 

 そして次に、本書の最も特徴的と言えるポイントに関してだが、そう「地獄観」が非常に独特なのである。何というかドMに優しい地獄というか……。ダンテの神曲の煉獄篇において語られる煉獄にそっくりと言うか……。

 もう、ものすっごくフランクに皆総じて地獄に落ちかねないという地獄観なのである。

 ネタバレになるが言ってしまうと善と悪の総量を天秤にかけ、善が多かったら天国、悪が多かったら地獄に落ちる訳なのだが、その悪には虫を踏みつぶしたとかそんなしょうも無いものも入るのである……。

 そして、地獄に落ちた人間は天国、もしくは現世へと甦る為に、己が罪を雪ぐ為に、拷問を喜々として受けなければならないのである。

 しかも、地獄で生活する為の通貨も、この拷問に応じて支払われる仕組みとなっており、つまりはドMじゃないと相当キツいが、何だかやたらと前向きな地獄なのである。

 

 そう、これが面白い。その世界観と、妙な設定が作り出す絶妙なストーリー。そして、そんなワンアイディアでありながらも、決して陳腐な物語になっていないのである。

 

地獄恋 DEATH LIFE : 1 (アクションコミックス)

地獄恋 DEATH LIFE : 1 (アクションコミックス)

 

  一応、リメイク編も出ているらしく、そちらも読んではいるが、是非そんな地獄恋を最大限に楽しむ為にも、

 

 

 こちらの三冊を読んで備えて見て欲しいと切に思っている。

 そして勿論、作品を気に入ってくれたのであれば、

 

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 作者の鈴丸れいじ氏とアクションコミックスを担当している双葉社第二コミック出版部のツイッターアカウントをフォローして、感想をお伝えしよう!

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あれ? ステマっぽい?

 うむ……。なんだか非常にステマ記事っぽくなってしまったが、勿論俺はそんなステマ依頼が来るほど有名なブロガーではない。そして、間違いなくこの鈴丸れいじ先生の書いた地獄恋と言うマンガはもっと売れても良いはずなのである。

 元々彼は成人向けマンガを書いていた人らしく、個人的には道満晴明氏を彷彿とさせられるのだが、非常にストーリー作りが上手く、またアイディアの使い方という物をしっかりと把握している人物なのである。

 もっと売れて良いはずだ。そして、もっと沢山の人がこの作品を知っていて良いはずだ。さらに、俺とこのマンガが面白いと話をしてくれる人がTwitter上にもっともっとたくさんいても良いはずだなどと俺は思うのだ。

 

 断じて言うがステマでは無く、全力で宣伝しているのである。

 是非買って欲しい。そして、この面白さを俺とともに語り合おう。

 

 では、失敬。